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コラム

うつ病と誤解されやすい!?更年期障害は、男性にもあるって知ってた??

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「なんだか身体がだるく、調子が悪い…」
男性のなかには、このような感覚に陥ることがあるかもしれません。
もしかすると、男性更年期障害になっている可能性があります。
放置すると、重篤な症状に発展し、健康被害が出る場合があるでしょう。

本記事では、男性更年期障害の原因や症状、改善方法などを解説します。
セルフチェックをしながら、自身に起きている症状を的確に把握したうえで医師に相談し、適切な治療を受けましょう。

男性更年期障害とは

男性更年期障害とは、男性ホルモンであるテストステロンの低下によって心身に不調を引き起こす疾患です。
LOH症候群(加齢男性性腺機能低下症候群)とも呼ばれ、おもに40歳以降に目立ち始めます。
ただし、男性ホルモンが低下する時期には個人差があり、人によっては60代以降で症状が起こるケースもあります。

女性の更年期障害の場合はホルモンバランスの安定にともなって症状が落ち着いてくるケースが多いものの、男性の場合は長期的に症状が続くケースがあるでしょう。

男性更年期障害の主な症状や兆候

男性更年期障害の症状は身体症状と精神症状の2つに分けられます。

身体症状
勃起不全(ED)・多汗・倦怠感・筋肉の痛み・筋力低下・頭痛・めまい・耳鳴り・頻尿など

精神症状
無気力・不眠・いらつき・性欲減退・集中力低下・記憶力低下・うつなどの症状など

さらに症状が続くと、心筋梗塞脳梗塞、メタボリックシンドロームなどの生活習慣病のリスクが高まる場合があります。

男性更年期障害は何科を受診すればいい?

男性更年期障害の診療は、泌尿器科をメインとして、内科・心療内科・整形外科・精神科などでおこなわれています。

主症状として勃起不全などの性機能に関した症状がメインの場合は泌尿器科を受診してください。
一方で、身体症状がメインの場合は内科、精神症状がメインの場合は精神科や心療内科を受診することをおすすめします。

もしかして男性更年期障害かも?病院に行く前にセルフチェックしよう!

「もしかして男性更年期障害かも?」

このように不安に思う方は病院を受診する前に、世界的にセルフチェックとして活用される以下のAMSスコアを利用し、確認してみましょう。

症状なし軽度中等度重度重度
肉体的にも精神的にも調子が悪い12345
関節や筋肉に痛みがある(腰痛・関節痛など)12345
発汗・のぼせ 12345
眠れない、眠りが浅い 12345
よく眠くなるし、しばしば疲れを感じる12345
いらいらする、不機嫌になる12345
神経質になった12345
不安になりやすい12345
やる気がない、無気力、疲労感が取れない12345
筋力の低下 12345
憂うつな気分、無力感12345
自分のピークは過ぎたと感じる12345
燃え尽きたと感じる、どん底の状態だと感じる12345
髭の伸びが遅くなった12345
性的能力の衰え12345
朝立ちの回数が減少した12345
性欲の低下12345

もしかして男性更年期障害かも?病院に行く前にセルフチェックしよう!

計17問の質問に答えていき、1〜5のいずれに該当するかを確認してみてください。
合計の点数によって男性更年期障害の訴えの程度がわかります。詳細は以下のとおりです。

  • 17〜26点:なし
  • 27〜36点:軽度
  • 37〜49点:中等度
  • 50点以上:重度

男性期更年期障害の治療方法

男性更年期障害の治療をおこなう場合、以下の治療法が挙げられます。

  • 生活習慣の改善
  • 漢方薬の服用
  • 男性ホルモン補充療法

担当の医師の指示に従い、病状に応じて適切な治療法を受けましょう。

生活習慣の改善

たとえば、運動や筋力トレーニングを定期的におこなうことでテストステロンの生成を促し、ストレス解消にもなります。
まずはウォーキングなどの軽い運動からでもよいので、できることからチャレンジしていきましょう。

また、睡眠不足になるとテストステロンが低下しやすくなるため、睡眠時間を十分に確保することも大切です。
睡眠の質を上げるために、寝る前にパソコンやスマートフォンを触らないようにしたり、起床後に日光を浴びたりして対策をしておきましょう。

漢方薬の服用

十全大補湯・芍薬甘草湯・葛根湯・補中益気湯・八味地黄丸などを服用することでテストステロンの生成を増加させると考えられています。

医師の指示に従いながら、必要に応じて服用していきましょう。

男性ホルモン補充療法

著しく男性ホルモンの値が低下し、症状が強く出ている場合は、男性ホルモン補充療法を実施します。おもな内容は以下のとおりです。

  • 男性ホルモン(注射):エナント酸テストステロン12~250㎎(1~4週ごとに投与)
  • 性腺刺激ホルモン(注射):胎盤性性腺刺激ホルモン(hCG)3000~5000単位(週1〜2回もしくは2週間ごとに投与)
  • 男性ホルモン(軟膏):男性ホルモン軟膏1回3g(1日1〜2回施行)


監修医師紹介
赤松 敬之(あかまつ たかゆき)
赤松 敬之(あかまつ たかゆき)
医療法人 星敬会 理事長
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