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コラム

予防医学の観点からみる健康診断の重要性と意義

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予防医学の観点から考えると、健康診断の重要性が見えてきます。
人の身体は、気付かないうちに衰え、免疫力が低下していきます。
そのため、年を重ねるごとに病気のリスクが高まる可能性があるでしょう。
本記事では、予防医学の定義に基づき、健康診断がなぜ重要なのかを解説します。

予防医学とは

予防医学とは、病気の予防や病気になりにくい身体をつくることを目的とした学問です。

厚生労働省によると、男性の平均寿命は81歳、女性の平均寿命は87歳とされています。
一方で健康寿命(健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間)の場合、男性は72歳、女性は75歳と言われています。

晩年に、不自由な状態のまま寝たきりで過ごすのか、それとも元気に若々しく過ごすのか。
これは健康的な習慣を取り入れて実践してきたかどうかによって変わってきます。

健康診断の重要性と意義

人間の身体は、加齢に伴って少しずつ疲労が蓄積され、老化が進んでいきます。
また、回復力も低下していくため、病気や怪我を負った場合、手遅れになってしまう可能性もあります。
だからこそ、病気や怪我を防止するために、あらかじめ健康診断を受けるなどして対策をしておくことが重要です。

予防医学の観点は3つ存在します。
以降より、それぞれの観点について解説していきます。

【一次予防】 健康増進

一次予防とは、予防接種や健康教育、生活習慣の改善といった予防医療における初期段階の取り組みを指します。
たとえば、食事・睡眠・運動に関する生活習慣の改善が挙げられるでしょう。

3食バランスよく食べたり、適切な睡眠時かにゃ運動時間を確保したりすることが大切です。
一次予防を徹底することで、生活習慣病やがんなどのリスクを低減させることができ、二次予防・三次予防へと繋がります。

【二次予防】 早期発見・早期治療

二次予防とは、疾患の早期発見・早期治療を目的とした取り組みを指します。
たとえば、糖尿病や高血圧、がんなどの病気が重篤化する前に身体への影響を最小限に抑えることが大切です。

早期発見の段階では、本人の自覚症状が出ていない場合もあります。
そのため、人間ドックや健康診断などを利用することが望ましいでしょう。

【三次予防】 リハビリ

三次予防とは、既に病気を発症している状態で、進行の抑制や再発防止を目指す取り組みを指します。
たとえば、理学療法士や作業療法士などが中心となって行う、保健指導やリハビリテーションが該当します。

疾患の発見や治療が遅れる程、三次予防の期間が延びる可能性があります。
三次予防の長期化を防止するためにも、一次予防・二次予防の段階における健康管理や早期発見・早期治療が重要です。

健康診断の心構え

予防医学の観点から、健康診断を受けることは大変重要となります。
また、労働安全衛生法にて労働者は事業者が行う健康診断を受けなければならないと定められており、1年に1回は健康診断を受診する必要があります。

健康診断を受ける際は、以下の心構えのもと、健康管理に努めましょう。

健康診断の結果を把握した上で保存しておく

健康診断を受け終わった後は、必ず検査結果の隅々まで目を通しておきましょう。
大切なのは、自身の変化を把握しておくことです。
検査結果は、毎年保存しておくことをおすすめします。

異常なしであっても身体のチェックを入念に

健康診断の結果が「異常なし」であっても、数か月経つと突然体調が崩れる場合もあります。
日々、身体に異変がないか自身でチェックしておくことが大切です。

健康診断の結果を受け止め、改善目標を立てる

たとえ健康診断の結果が悪かったとしても、結果を受け止めましょう。
そのうえで、改善を図るために、食生活や運動習慣などを見直してください。

少しでも気になることがあれば相談する

健康診断の結果が問題なかったとしても、不調の日が続き、気になることがある場合は医療機関に相談してください。
思わぬ形で疾患が見つかる場合もあるため、日々アンテナを張っておきましょう。

二次検査(再検査・精密検査)をきちんと受ける

万が一、二次検査(再検査・精密検査)が必要と判断された場合は、必ず受けましょう。
個人の判断で二次検査を受けずにいると、気付かないうちに症状が進行し、重篤な健康被害が生じる可能性があります。
二次検査が必要な場合は、速やかに受診しましょう。

健康状態を維持するために健康診断を受けよう

予防医学の観点から、健康状態を維持するためには、健康診断を受けることが大切です。
そのうえで、結果を把握し、日々の体調管理に努めることが重要です。

健康状態を維持するために、自分の身体を大切に管理していきましょう。
また、周りの友人や知人、家族の健康にも配慮できるよう知識を習得しておくことが大切です。

「自分は健康だから大丈夫」と安心するのは危険です。
病気のリスクは、健康と思われる人にも突如として発生することがあります。
いつまでも健康で長生きできるよう、日々の生活習慣を整えながら生活していきましょう。

監修医師紹介
赤松 敬之(あかまつ たかゆき)
赤松 敬之(あかまつ たかゆき)
医療法人 星敬会 理事長
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