大阪駅すぐ、 60分でスピード結果 4,000円〜できる健康診断
【検査最短30分!|検査結果の即日お渡しが可能な健康診断】
健康寿命

健康に長生きするために

star

「日本は長寿の国」と言われるほど、世界的に見ても寿命が長いとされています。
しかし、ただただ長生きするのではなく、健康に長生きできたら嬉しいですよね。
元気に長く生きるために今からできることはあるのでしょうか?

平均寿命と健康寿命

「平均寿命」と「健康寿命」。
このような言葉を耳にしたことはあるでしょうか?
平均寿命は聞き馴染みがあるかもしれませんね。

平均寿命とは、ヒトが生存する年数、つまり0歳の乳幼児が生存するだろうと考えられる平均年数のことです。
対して健康寿命とは、健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間(年数)のことを指します。
これらの差が、日常生活が制限された状態で暮らしていく時間となります。

日常生活が制限されるというのは、病気で入院したり、介護が必要となるなど、身の回りの動作が自分一人では行えず、自立して生活することができない状態のことです。
これは、高齢による衰弱や認知症、脳卒中などが要因とされています。

近年では、ただただ長生きするのではなく、『生活の質を考慮すべき』という認識の高まりから「健康寿命」に注目が集まるようになりました。

健康寿命を延ばすメリット

長生きをしても、寝たきりであったり生活に不自由があると楽しく過ごせませんよね。
自由に身体を動かし、好きなことができると楽しく生きることができると思います。
健康寿命を延ばすと下記のような利点があるのです。

  • 趣味の時間が増える
  • 家族、友人と過ごせる期間が延びる
  • 就労や経済活動を行える期間が長くなる

このような時間を過ごすことで人生の充実感や幸福感が向上することはもちろん、生活の質も上がるのではないでしょうか。

また、高齢者の医療費は基本的に1割負担となっており、国の予算を大きく圧迫してしまっています。
元気に過ごせる期間、つまり健康寿命が延びることで、医療費の削減にも繋がるのです。

日本は長寿の国?

現在、日本の平均寿命は男性が81.05年、女性が87.09年で、世界で最も長寿と言われています。
昔からこれほど長寿であったわけではなく、昭和に入ってから右肩上がりに上昇をしているのです。
これは日本独自の食文化や、医療技術の高さが関係しているとされています。

日本の伝統的な食文化

2013年にユネスコ無形文化遺産に登録された日本の伝統的な食文化である「和食」。
お米、汁物、主菜(肉・魚)、副菜(お浸し・和え物)の4種から成る「一汁三菜」が基本となり、素朴で栄養バランスが良いという特徴があります。
肉や魚などの動物性たんぱく質だけでなく、味噌や納豆、豆腐などの植物性たんぱく質も多く摂ることができます。
LDL-コレステロール値を下げ、動脈硬化のリスクを低減させる効果のある大豆をよく使うことや、先進諸国の食文化の中でも脂質摂取量が飛びぬけて少ないことから「健康に良い」と世界的にも注目されるようになりました。

1食で五大栄養素を補える反面、和食では摂ることができない栄養成分もあります。
それを欧米の食文化を適度に取り入れることで補う「日本食」が生まれました。
和食を基本として、様々な国の食文化を取り入れ発展し、今では身近で親しみのある食文化となっています。

医療技術の進歩

医療技術は日々進歩しており、現在の日本の医療技術は世界的に見てもレベルが高いとされています。
この医療サービスを国民皆保険制度のおかげで、保険証さえあれば「いつでも」「だれでも」受けられるというのも寿命が延びた理由の一つだと考えられます。

国民皆保険制度には以下のような特徴があります。

  • 国民全員を公的医療保険で保障
  • 医療機関を自由に選べる
  • 安い医療費で高度な医療サービスを
  • 公費を投入し、皆保険を維持

レベルの高い医療サービスを安価で受けられるというのは、先進諸国でも珍しく、間違いなく日本人の長寿に貢献しているでしょう。

健康寿命を延ばすために

健康寿命を延ばして元気に長く生きていくため、以下の点に気をつけましょう。

  1. 過度な飲酒・喫煙を控える
    過度な飲酒や喫煙はあらゆる疾患を引き起こす可能性があり、喫煙者は非喫煙者より10年程度余命が短くなるとも言われています。
    健康寿命を延ばすためにも少しずつ頻度を減らしていくと良いでしょう。
     
  2. 適度な運動
    加齢とともに運動量は減り、身体が弱くなっていってしまいます。
    体力・筋力の保持や、骨を丈夫にするためにも、適度な運動は非常に重要となります。
    ハードな運動ではなく、散歩をしてみたり、階段を使ってみるなど、日常に取り入れられる簡単なものから取り組んでいきましょう。
     
  3. バランスの良い食事
    日本食が健康に良いとお伝えしましたが、現代では食生活の欧米化により栄養バランスが偏っていると言われています。
    高カロリー・低栄養の食事は健康面に悪影響を及ぼします。
    1日3食、バランスの良い食事を摂るよう心掛けましょう。
     
  4. 定期的な健康診断の受診
    健康診断は将来の病気につながるリスクや自覚症状のない病気を早く見つけるために行います。
    健康の維持・増進のために、今から定期的に健康診断を受け、自身のカラダの健康状態を把握しておくことが大切です。
    また、身体に異常があった場合には後回しにせず、早期治療に努めましょう。
     

寿命が長いからと言って、皆がみんな健康とは限りません。
年老いたときに健康に過ごせるよう、今のうちから運動機能・身体機能が低下しないよう心掛け、健康を意識して過ごしましょう。

監修医師紹介
赤松 敬之(あかまつ たかゆき)
赤松 敬之(あかまつ たかゆき)
医療法人 星敬会 理事長
記事URLをコピーしました