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コラム

爪は健康の指標(バロメーター)!目立ちにくい足の爪が担う健康の役割

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爪は「指先を保護する」「体重を支える」「立つ・歩く」といった役割を担います。
また、爪を見ることで、健康のバロメーターとして活用することが可能です。

本記事では、健康的な爪の条件や適切な爪切りの仕方、清潔に保つためのコツなどについて解説します。
日々の生活で爪を適切にケアし、健康管理を徹底していきましょう。

爪の「健康的な見た目」を知っていますか

爪の色は、薄いピンク色になっていれば健康な状態といえます。
また、爪上皮(甘皮)が爪の周りについていることが重要です。

さらに、爪に縦・横の凹凸ができていない平らな状態が理想です。
自身の爪が健康な状態か、一度確認してみましょう。

足の爪の正しい切り方
〜間違った切り方をすると巻き爪の原因へ〜

爪を切る際にバイアスカット(爪の両端の門を大きく斜め切りする方法)をすると、爪が伸びた際に行き先がなくなり、巻き爪の原因になります。
そのため、スクエアカット(指先と同じ長さでまっすぐ切り、過度をヤスリで少し落とす方法)が望ましいです。
とくに足の爪は、手の爪の半分程度の速度で伸びるため、月に1回の頻度で切っておきましょう。

こまめにケアをして清潔に保つ!正しい足の洗い方

爪を清潔に保つためには、正しい洗い方を徹底することが重要です。
足を洗うときは、以下の流れに沿って適切に洗いましょう。

  1. 40度前後のお湯で足を5〜10分程度温める
  2. 石鹸もしくはボディソープをよく泡立てて、土踏まず・かかと・指と指の間を丁寧に洗う
  3. 石鹸もしくはボディソープの泡を足の指先に置き、ブラシで爪の表面・溝・根元・指と指の間を優しく洗う
  4. 手で揉みながら洗い、お湯でしっかり洗い流す
  5. タオルで水分をしっかりと拭き取る

こんな爪は要注意!巻き爪や陥入爪などの原因と対策

  • 巻き爪(爪の両端が内側に巻いている状態)や陥入爪(爪の両端が皮膚に食い込み、傷ができている状態)などになると、日常生活に支障が出ます。
  • 爪を深く切りすぎたり、正しい歩き方ができていなかったりすると、巻き爪や陥入爪になる可能性があります。
  • 靴が足に合っていない場合も巻き爪・陥入爪を引き起こす原因になるでしょう。

対策としては、爪切りや爪切りニッパーなどを使用し、正しい切り方を実践することが大切です。
皮膚を引っ張って食い込みを和らげるテーピングや、爪と皮膚の間にコットンを挟んで痛みを緩和するコットンパッキングなどをおこなうと、改善が期待できます。
また、正しい歩き方に取り組んだり、フットケア効果のあるインソールを活用したりすることで、爪に対する負担を低減することが可能です。

  • 爪に筋が入っていたり二枚爪になっていたりする場合は、爪が乾燥し、水分量や栄養が不足している可能性があります。
  • マニキュアの塗布や指を強くぶつけるといった外的要因によって爪に負荷がかかっていることもあります。

対策としては、たんぱく質やビタミン、ミネラルや亜鉛といった栄養素を積極的に摂取することが大切です。
また、爪の乾燥を防止するためにネイルオイルで保湿したり、爪に負担がかからないように正しく爪切りすることも求められます。
爪を切る際は、お風呂上がりの爪が柔らかくなっているときに実施することをおすすめします。

足の爪の水虫にも注意しよう

高温多湿の季節になると、爪白癬(つめはくせん)と呼ばれる爪の水虫が起こる可能性があるため、注意しなければなりません。

放置すると白癬菌が爪の中に侵入し、爪が白く濁ったり、爪の厚みが増したりします。
治療するためには、内服薬や外用剤を使用する必要があります。

治療には、半年から1年程度の期間がかかるため、根気強く取り組まなければなりません。
予防方法としては、爪の周りの乾燥や細かい傷を放置しないことです。

温泉やスポーツクラブなどで不特定多数の方が使用する足拭きマットは、菌が繁殖しやすいとされています。
マットを使った場合は、靴下を履く前に一度ウエットティッシュなどで足を丁寧に拭いておくとよいでしょう。
また、乾燥対策として爪用のオイルで保湿し、清潔な状態を維持することが重要です。

爪の役割を認識してケアをしていこう

足の爪は、体重を支え、体のバランスを保つための役割を担っています。
一方で、巻き爪や陥入爪などになると、爪の役割が果たせず、関節の歪みや姿勢の悪化などを引き起こします。
また、外反母趾や腰痛、肩こりやO脚などにつながる場合もあるため、注意が必要です。
健康的な生活を送るためには、正しい爪の切り方をおこない、乾燥対策などのケアを徹底することが大切です。
そのほか、適切に足を洗い、爪の管理を継続していくことも求められます。
色や形に異常がみられる場合は、決して放置することなく、医療機関を受診することをおすすめします。
爪に関して不安に思うことや気になる点があれば、遠慮なく医師に相談してください。

監修医師紹介
赤松 敬之(あかまつ たかゆき)
赤松 敬之(あかまつ たかゆき)
医療法人 星敬会 理事長
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