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健康診断

食生活と健康診断の密接な関係

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健康診断の結果は、食生活の内容によって変わります。
栄養バランスの取れた食事をすることで、健康診断の結果が良好になりやすいでしょう。
本記事では、健康診断の結果を確認する際に知っておくべきことや、食事を摂る際のコツをお伝えします。

身体は食べたものから作られる

私たちの身体は食べたものから作られます。
そのため、普段の食生活の良し悪しが健康診断の検査結果に表れるのです。
普段から健康に配慮し、栄養バランスを考えた食生活を送っている人は良好な結果を得られるでしょう。

一方で、食事の時間がバラバラであったり、食べ過ぎ・食べなさすぎ、栄養バランスが偏っているなど、日頃の食生活が乱れがちで不摂生な食事をしている人は健診結果に問題がある可能性があります。

健康診断の際、良好な値を出すためには、日頃から栄養バランスの良い健康的な食事を一日三食きちんと摂るなどを意識する必要があります。
もし心当たりがある場合には、できることから少しずつ改善していくことが大切です。

健康診断の数値と食事の内容

健康診断では、さまざまな項目の検査を行い、出た値が基準値範囲内か否かを確認します。
検査項目ごとに適正値を保つための食事を知ることが、自身の健康管理に役立つでしょう。

糖尿病に関わる数値

糖尿病に関わる項目としては、空腹時血糖値やHbA1cなどが挙げられます。
血糖値とは血液中に含まれるブドウ糖の濃度のことです。
これが高いと糖尿病や心筋梗塞などの疾患にかかりやすくなります。

血糖値は糖質を摂りすぎることで上がりやすくなります。
ご飯やパン、麺類などの主食だけでなく、白砂糖やさつまいもなどの調味料や芋類にも糖質は多く含まれています。
血糖値を上げないためには、低GI値(食後血糖値の上昇度が低い食べ物)と言われる玄米やそばを選ぶようにしたり、血糖値を下げるはたらきのあるキノコ類や海藻類を摂ると良いでしょう。
また、血糖値の上昇を緩やかにするために、食事を摂る際には、野菜から食べることを意識しましょう。

血圧に関わる数値

血圧は塩分の摂りすぎによって高くなってしまいます。
血圧が高い状態が続くと、血管に負担がかかり、動脈硬化を引き起こす恐れがあります。

日本人の塩分の摂取源はほとんどが調味料だと言われています。
日本食によく使われるしょうゆやみそには多くの塩分が含まれているのです。
そのため知らず知らずのうちに多くの塩分を摂ってしまっている可能性があります。
塩分摂取量を少なくには、調味料の使用や加工食品の摂取をできるかぎり控える必要があるでしょう。
また、血圧を下げるはたらきのあるカリウムを意識的に摂ると良いでしょう。
カリウムは野菜や果物、海藻類に多く含まれています。

脂質異常に関わる数値

脂質異常にかかわる項目には、中性脂肪やコレステロール値などがあります。
コレステロール値には「HDLコレステロール」と「LDLコレステロール」があります。
HDLコレステロールは、善玉コレステロールと呼ばれ、体内の余分なコレステロールを回収して肝臓に戻す働きがあります。
一方、LDLコレステロールとは、肝臓で作られたコレステロールを全身へと運ぶ働きがあり、悪玉コレステロールと呼ばれます。
コレステロール値が高くなると動脈硬化が進み、心筋梗塞や脳梗塞の原因にもなり得ます。

脂質異常症の原因となるLDLコレステロールを増やさないためには、できるだけ多くの栄養素をバランスよく摂取することが大切です。
また、コレステロール値を下げる食物繊維や豆類などを摂ることでコレステロール値を正常に保つことができるでしょう。

肝臓に関わる数値

肝臓は解毒やアルコール分解の役割を担います。
肝機能の検査項目には主にAST(GOT)、ALT(GPT)、γ-GTPなどがあります。
お酒の飲みすぎや、脂肪分の多い食事を頻繁に摂っていると肝機能に異常がみられる可能性があります。

肝機能は生活習慣の影響を受けやすいとされています。
肝細胞の回復に必要なタンパク質(鶏ささみ、青魚など)や、肝臓の代謝をよくするミネラル(キノコ類、海藻類など)、解毒作用を高めるタウリン(貝類、魚介類など)を意識的に摂取するようにしましょう。

肥満に関わる数値

肥満は、BMIや腹囲、体脂肪率などから判断されます。
肥満は糖尿病や高血圧、脂肪肝などを発症するリスクを高めます。

肥満症を改善するには、揚げ物やスナック菓子などを控え、脂肪分摂取量を減らす必要があります。
また、1日の摂取カロリーを抑え、1日3食、栄養バランスを意識した食事を摂ることが大切です。
血糖値が急上昇するのを抑えるために、食事の際はよく噛んでゆっくり食べましょう。

栄養バランスのとれた食事を

食生活の乱れは、健康診断の検査結果に反映されます。
正常値、安定した値を維持するためには、栄養バランスのとれた食事を心がけることが大切です。
一汁三菜(主食・主菜・副菜2種・汁物)を意識し、ビタミン・ミネラル・食物繊維が含まれる食材を積極的に食べましょう。

いつまでも若々しく健康的な毎日を過ごすためには、食生活を整えることが大切です。
人生100年時代と言われる昨今では、健康意識をもって生活することが求められます。
後悔のないよう、日々の生活を充実させていきましょう。


監修医師紹介
赤松 敬之(あかまつ たかゆき)
赤松 敬之(あかまつ たかゆき)
医療法人 星敬会 理事長
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